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2008年08月22日(金) 13時21分

WSJ-ホーメル・フーズ、飼料・燃料コスト増で5-7月期は9.5%減益ダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米食肉加工大手ホーメル・フーズ(NYSE:HRL)が21日発表した5-7月期(第3四半期)決算は純利益が9.5%減少した。ジェニーオー・ターキー部門の飼料と燃料コストの増加が引き続き負担となったためだ。

純利益は前年同期の5740万ドルから5190万ドルに、1株利益(EPS)は41セントから38セントに減少した。ホーメルは今月に入り、5-7月期EPSは37-39セントとの見通しを示したが、これは当時の市場予想を下回るものだった。

売上高は値上げと買収の効果もあって10%増加して16億8000万ドルとなった。売上総利益率は21.3%から20.6%に低下した。

トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想の平均値は、EPSが39セント、売上高が16億2000万ドルだった。

ジェニーオー・ターキー部門は、数量が7%増、売上高が11%増となったものの利益は61%減少した。ホーメルは、飼育や輸送のコストが5300万ドル増加し値上げでも吸収しきれなかったとし、さらに、ターキーブレスト(七面鳥胸肉)市場が供給過剰のため、状況が悪化したと説明した。

最大部門の冷凍食品部門の売上高は数量が4%、売上高が8%それぞれ増加した。しかし、買収の影響を除くと、売上高は4%増で数量ベースでは横ばいだった。この部門の利益は1%減少した。

専門食品や食料雑貨の各部門では売上高は堅調に伸びた。

ホーメルは2週間前、ターキー部門の問題を挙げ、通期EPS見通しを2.22-2.28ドルに下方修正した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080822-00000020-dwj-biz