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2008年08月22日(金) 18時23分

会津若松市のOpenOffice.org全庁導入、約1500万円のコスト削減にITmediaエンタープライズ

 会津若松市は8月22日、オープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org」の全庁導入で削減できるコストの試算や導入までのいきさつを公表した。同市は5月28日に、庁内の情報システムのオープン化と経費削減を目指し、OpenOffice.orgを全庁で導入すると発表していた。

【表:導入の経過など】

 今回のOpenOffice.org導入で削減できるライセンス関連のコストは、約1500万円に上るという。対象となるすべてのPC840台にOpenOffice.orgを導入する期間を5年と見積もり、段階的に入れ替えるという条件で削減効果を算出した。業務上、Microsoft Officeなどの有償のオフィス製品を15%ほど併用すると想定している。

 導入に当たり、利用者の研修や運用のサポート、初期インストールやバージョンアップ作業、文書ファイルの移行などに、別途コストが掛かることにも言及している。

 OpenOffice.org導入までの経過も公開した。10月からは事務用のPC240台を入れ替える予定だ。


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