2008年08月21日(木) 11時56分
星野ジャパン、裏で気になるキューバのべラ投手(オーマイニュース)
8月19日、北京オリンピック1次リーグ予選の日本対中国は10対0で日本が勝利した。要するに、この試合の結果、日本は準決勝進出を決めたわけだ。
8月19日の試合では、ライバル韓国はキューバに7対4で逆転勝ちをしている。
私は、勝ち試合でも、反省点を詳細に分析することが必要な気がした。
疑問の1つ目、キューバのべラ投手の動きが不気味である。べラ投手は8月19日の韓国戦で、序盤の2回分だけを投げて、無失点で役割を終えている。
これは、先発投手にしては不自然だ。べラ投手がケガをしたという情報も8月19日時点では流れていない。
ここからは予想になるが、キューバは、べラ投手をメダルをかけて戦う今後の試合(予選後)、日本戦か韓国戦に再登板させるために、戦力の温存をはかったのではないだろうか。
日本のメダル獲得の前に、予選で日本を苦しめたべラ投手が再度現れる可能性を私は心配している(再度登板してきたならば、対策を立てて、必ず打たねばならない)。
それから日本は、メダルのためには、予選で多かったダブルプレー(併殺)の数をもっと減らすべきだ。べラ投手はランナーを出しても、ダブルプレー(併殺)をとって楽になった場面が何度かあった。
日本が、10対0で中国に大勝した試合でも反省点はいくつかあった。
予選で何度も6番を打っていた村田選手は、不調だった。レベル的に下の中国投手相手にもバットから快音が響かずに終わった。
それから、まだ選手起用で疑問がある。どうして、宮本キャプテンを中国戦の後半、代打で投入しなかったのか。キューバ戦以降、宮本キャプテンは試合で打席に立っていなかった(守備で途中出場はあったが……)。打席に入っていない間隔が長いのは良いことではない。
予選の後半、村田選手や森野選手は、中国の投手相手に大きな力みが見られた。調子を落としている選手の打順や起用方法は慎重に考えないといけない。今の村田選手や森野選手を復活させるには打順は9番でも良いし、代打でも良い。
2人は、あまり打てない自分に悩んで、チームに申しわけないと思っている。ならば、彼らには打順のプライドは一切忘れさせて、今後は、とにかく全力で出番があったら頑張れと言うべきだろう。
日本は大勝した中国戦で、作戦としてヒットエンドランを成功させていたが、それは、今後予想される韓国戦やキューバ戦でも成功させなければならない。
最後に付け足すと、予選で見られた里崎選手の指名打者DH起用については、今後は行わないほうが良いと私は思う。
里崎選手は、捕手として守備にもつきながら、頭を使い体を動かして試合の中で調子を上げる傾向にあると思うからだ。里崎選手は守備につかないDHで結果が残せるタイプの選手ではないと思う。
大勝した中国の試合でも油断することなく、バントで揺さぶる構えもしながらバットで結果を残した矢野捕手とでは、性格も思考も大きな違いがある。
20日のアメリカ戦の結果で、準決勝の相手は違ってくる。
頑張れ星野ジャパン。キューバや韓国相手に最後まであきらめずに夢とメダルを勝ち取れ星野ジャパン!
(記者:谷口 滝也)
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