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2008年08月19日(火) 19時13分

矢野問題「徹底追及」を指示 民主・小沢代表産経新聞

 民主党の小沢一郎代表が19日の党幹部会で、公明党元委員長の矢野絢也(じゅんや)氏の参院への参考人招致について「公明党がどう対応するかによって、厳しく求めていかなければならない」と述べ、徹底追及を指示した。

 民主党執行部は「公明党が自民党と連立を組んでいる以上厳しくあたる」(鳩山由紀夫幹事長)方針でまとまっている。公明党と支持母体の創価学会の関係や矢野氏が評論活動を中止させられたとして学会を提訴した事情などを追及することで、公明党を揺さぶり、自公連立の足並みを乱すのが狙いだ。矢野氏も参院への招致に前向きに応じる姿勢を示しているが、民主党が実際に招致に踏み切るかどうか焦点となる。

 民主党は6月、菅直人代表代行らが呼びかけ人になって、国民新、社民党など野党の有志議員とともに矢野氏を招いて勉強会を開催しており、8月中にも世話人会を開いて勉強会を再開する方針だ。

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