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2008年08月19日(火) 19時04分

8・9「長崎原爆の日」の日に新キャラ登場 〜親子記者「ナピタンズ」〜ツカサネット新聞

8月9日は長崎に原爆が投下されて63年目にあたる。長崎市の爆心地周辺では様々な平和関連行事や活動が行われた。しかし、他の都道府県に「被爆地の実相や長崎の平和への取り組み」が十分に伝わっているかといえば、そうともいえないだろう。

そこで長崎市の日本非核宣言自治体協議会(通称:非核協会長:田上富久長崎市長)では、平和への取り組みを全国へ発信する試みとして、全国から親子記者を募集し、10組20名の親子記者に「長崎原爆の日」などを取材してもらって作り上げた『おやこ新聞』を通して、非核・平和をアピールしていこうという親子新聞事業を始めた。

今回の事業の大きな特色は、長崎市平和推進室の事務局スタッフの他に、編集者、ライター、デザイナー、イラストレーターなどの職業をもつプロがボランティアを申し出てスタッフとして参加し、親子記者をサポートしたことだろう。ボランティアスタッフは親子記者の取材に同行し、記事の書き方やカメラ撮影の仕方などを細かくアドバイスした。また、自前の記事作成マニュアルを親子記者に配布し、パソコンを持ち込んで、紙面の製作作業にも夜を徹して貢献した。

話は遡るが、事前に行われた親子新聞事業のスタッフミーティングの中で、新聞名が『ナガサキ・ピース・タイムズ』と決まった。その際、この新聞にふさわしいキャラクターデザインを考えようということになり、そこでボランティアスタッフのひとりでイラストレーターの林田志帆さんが、かわいい親子ペンギンのキャラクターを考案。同じくボランティアスタッフで編集者の林すみこさんが新聞名の頭文字をひとつずつとって「ナピタンズ」と命名し、長崎らしく愛らしい新キャラが誕生した。

生まれたばかりの「ナピタンズ」は、親子記者に渡された名刺に刷りこまれ、新聞紙面にも様々なバージョンで登場。親子記者はもちろん取材先にも「うわあ、かわいい!」と大人気となった。「ナピタンズ」は、さっそく8日更新の田上長崎市長のホームページ「こちら市長執務室ほっと一息コーナー」にも紹介され、事務局も「長崎から平和を発信する新しい象徴となれば」と熱い期待を寄せている。

親子新聞『ナガサキ・ピース・タイムズ』は来年以降の発行も本決まりとなり、「ナピタンズ」のキャラクターグッズ製作などの新展開も予想されて、新キャラの活躍の場はますます広がりを見せる気配だ。


◆田上長崎市長のホームページ「こちら市長執務室」ほっと一息↓
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/mayor/index.php?itemid=2262



(記者:オガナリヨ)

■写真
写真撮影:オガナリヨ記者

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