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2008年08月19日(火) 23時25分

米兵刑事事件の取り扱い資料、国会図書館が非公開に読売新聞

 国会図書館が所持する、米兵による刑事事件の取り扱いに関する実務資料が、今年6月23日に、公開から非公開に変更されていたことが19日、分かった。

 法務省が非公開とするよう国会図書館に要請していたものだ。同図書館は自主判断で非公開とすることを決めたとしている。

 非公開となった文書は法務省刑事局が1972年に作成した「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁判権関係実務資料」。日米地位協定に基づき、米兵による刑事事件の裁判上の取り扱いの実務についての日米の合意や、法務省通達などを掲載・解説したもの。

 掲載された1953年の法務省刑事局長通達では、「裁判権の行使については、合衆国軍隊の地位などにかんがみ運用上、極めて慎重な考慮を払わなければならない」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000062-yom-soci