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2008年08月19日(火) 18時56分

<電子屋外広告>共同実証試験始める ブリヂストンと毎日毎日新聞

 毎日新聞社とブリヂストンは19日、省エネで環境に優しい電子ペーパーを使ってニュースと広告掲示を行う新たな電子屋外広告(デジタルサイネージ)の共同実証試験を始めた。東京都交通局の協力を得て、都営浅草線の新橋駅構内と、都営新宿線の新宿三丁目駅コンコースの2カ所に設置。09年3月末までの間、広告視認効果などのデータを蓄積し、新たな広告媒体としての可能性を探る。

 使用する電子ペーパーは、ブリヂストンが開発したカラーとモノクロのA3サイズ。独自の「電子粉流体」を使用し、電源を切っても表示を維持できるため、消費電力を抑えられる。

 今回の実証試験では、カラーとモノクロの電子ペーパーを各1枚計2枚組み込み、写真付きのニュース速報や毎日新聞の朝刊・夕刊の1面の一部を配信するほか、定期刊行物の広告や主催事業の告知などを予定。北京オリンピック開催中は、速報記事も配信する。

 デジタルサイネージとは、屋外や店頭などに設置した電子ディスプレーに、ネットワーク技術を使って情報をタイムリーに表示する新しいメディア。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000070-mai-bus_all