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2008年08月18日(月) 00時29分

ギョーザ捜査の協力強化 高村氏、中国幹部と一致中国新聞

 【北京17日共同】中国訪問中の高村正彦外相は十七日、北京・中南海で戴秉国たい・へいこく国務委員と会談し、中国製ギョーザ中毒事件の早期の全容解明に向け、両国の捜査協力態勢を強化していくことで一致した。高村氏はこの後、楊外相とも会談する。

 高村氏は戴氏に対し、先の日朝実務者協議で今秋までに結果を出すことで合意した拉致被害者再調査が確実に実施されるよう北朝鮮側への働き掛けを要請。東シナ海ガス田をめぐる日中共同開発合意を踏まえ、首脳などによるハイレベル対話を促進して「戦略的互恵関係」を具体化させることも確認した。

 高村氏はギョーザ事件に関し「一刻も早く真相解明すべく、両国の捜査当局間で捜査協力と意見交換を加速したい」と強調。戴氏は「極めて重要な問題なので中国として重視している」と応じ、問題解決に向け努力していく考えを示した。

 また高村氏は「北京五輪後は外交、内政一体で、より開かれた国になってほしい」と要請。戴氏は「これからも努力していく」と述べた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200808180048.html