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2008年08月18日(月) 00時29分

小沢氏支持で結束確認 代表選前「決起集会」か中国新聞

 民主党の鳩山由紀夫幹事長が率いる政策グループ「政権交代を実現する会」が十七日、長野県軽井沢町で研修会を開いた。小沢一郎代表に近い若手議員らでつくる「一新会」メンバーも参加し、党所属の国会議員計約六十人が出席。九月の党代表選での両グループの結束を確認し、小沢氏三選に向けた事実上の「決起集会」となった。

 「小沢代表からは『今日は、あえて伺わない方がいいだろう。皆さんによろしく』とのことだった。代表選は、あうんの呼吸で頑張ろう」。鳩山氏が懇談会であいさつすると、出席者からは大きな拍手が起きた。

 研修会には、直嶋正行政調会長や山岡賢次国対委員長が講師として参加したほか、出席を予定していなかった菅直人代表代行も姿を見せて会場を沸かせた。いずれも党代表選で小沢氏支持を明言している幹部で、懇談会では「衆院選は近い。代表選なんかやってられない」との声も上がった。

 例年九月に研修会を開いてきた鳩山グループは、今年は代表選や臨時国会と重なるため見送る方針だった。しかし鳩山氏側近が一新会を加えた開催を提案。「党内を刺激したくない」との思惑から表だった動きを控えていた一新会側も受け入れ、今回の研修会が実現した。

 鳩山氏周辺は「小沢、鳩山両グループが一体感を持ち、代表選で圧勝するためだ」と研修会の狙いを解説する。小沢氏の対抗馬が出馬して複数候補による選挙戦となった場合でも、小沢氏が他を寄せ付けない圧勝をすれば党内に亀裂は生じないとの読みがあるためだ。

 ただ小沢氏三選との見方が党内外で支配的となる中、今回の「決起集会」が小沢氏の党運営などに批判的なグループを「かえって刺激しかねない」(周辺)との懸念も出ている。

 党内の中堅、若手議員を中心に、複数候補による代表選を通じた実りある政策論争に期待する声は根強い。お盆明けからは、代表選への態度を明確にしていない野田佳彦広報委員長や、出馬に意欲を示す枝野幸男元政調会長らを中心に調整が本格化する見通しだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200808180042.html