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2008年08月17日(日) 12時10分

職業訓練校補助金 天童でも不正受給5年、760万読売新聞

 天童市の天童高等職業訓練校が2003〜07年度、受講者数を最大で実際の約12倍に水増しし、国や県から補助金計約760万円を不正受給していたことが16日、わかった。

 県雇用労政課によると、同校は、年間受講者数が12〜29人だったのに、116〜144人だと偽って県に申請。年間約130万円から約190万円の補助金を不正受給していた。同校の経理担当の男性職員が不正にかかわっていたという。この職員は、01年度から経理などを担当し、同課の調査に対し「受講生が少なく、学校運営が苦しくなったため、水増しした」と説明しているという。

 7月に新庄市と長井市の職業訓練校で補助金の不正受給などが発覚したのを受け、同課は同月末、他の職業訓練校21校に点検を指示。天童高等職業訓練校から8月12日、「不適切な会計処理があった」と報告があった。同課は「不正受給が相次ぎ残念。管理体制を強化したい」などと話している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20080816-OYT8T00903.htm