記事登録
2008年08月15日(金) 23時43分

<北京五輪・関連>期間中、宿泊者に無料コンドーム40万個—北京市Record China

2008年8月15日、「中国新聞網」の報道によると、北京市衛生局はエイズ予防キャンペーンの一環として、五輪およびパラリンピック期間中、市内の3つ星級以上のホテルの宿泊者に対してコンドームを無料で提供し、その数は合計40万個に上るという。

「エイズ予防理念の普及」「エイズ患者への思いやり」「エイズ蔓延の防止」などの目的で行われる、五輪期間を通じたエイズ予防7大キャンペーンの1つ。 【その他の写真】

市衛生局の金大鵬(ジン・ダーポン)書記によると、コンドームの無料提供以外にも、主要ホテルへの「エイズ予防読本」25万冊の配布、100か所以上のエイズ無料検査機関の設置、などを行う予定だという。

中国衛生部の発表したデータによると、北京市のエイズ患者は増加傾向にあり、特にセックスによる感染が急速に拡大しているため、コンドームの無料提供はこうした状況を考慮した上での措置だと見られている。(翻訳・編集/HA)

【関連記事】
7月の感染症(伝染病)死者は1009人!エイズが最多—中国
エイズの感染源、中国本土の売春婦が「最も危険」—香港
<エイズ>感染ルートの調査開始、予防対策の確立へ—中国
<エイズ予防>公共施設に、コンドーム設置を義務づけ—北京市
エイズ患者に無料の抗ウイルス剤治療進む、効果は明らか—中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000038-rcdc-cn