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2008年08月15日(金) 20時39分

前社長ら4人に懲役4年6月−3年 「幸輝」詐欺事件で京都地裁京都新聞

 大阪市の住宅リフォーム会社「幸輝」の詐欺事件で、詐欺罪などに問われた前社長谷尻浩被告(43)ら元幹部4人と法人としての幸輝の判決が15日、京都地裁であった。増田耕兒裁判長は「会社ぐるみの組織的な犯行で、手口も悪質だ」として、谷尻被告に懲役4年6月(求刑懲役6年)、幸輝に求刑通り罰金300万円を言い渡した。
 他の被告の判決は、当時の営業本部長濱田宏一郎被告(40)が懲役4年6月(求刑懲役6年)、営業部次長森本稔被告(48)が同3年6月(同5年)、施工管理部長南亘被告(64)が同3年(同5年)。
 弁護側は「必要な工事で、社員との共謀もない」と無罪を主張したが、増田裁判長は4人が社員に営業トークを教育したり、消費者センターからの苦情を認識していたことなどを挙げて「組織ぐるみの犯行」と認定した。
 判決によると、4人は部下の社員と共謀して2005年2月から5月に、京都市中京区などの4家族から工事費名目で計約360万円をだまし取った。
 4人と幸輝は判決を不服として、大阪高裁に即日控訴した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000043-kyt-l26