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2008年08月15日(金) 18時31分

危険部位混入は箱詰めミス=米報告書−農水・厚労両省は現地査察時事通信

 米国産牛肉から今年4月、BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位である脊柱(せきちゅう)が見つかった問題で、農水・厚生労働両省は15日、米国農務省の調査報告書が提出されたと発表した。日本向けラベルを張った箱に、誤って他国向け牛肉を詰めた人的ミスが原因としている。
 これを受け両省は17日から31日まで出荷元の工場を含めた米国の対日輸出認定施設10カ所の現地査察を実施。その結果を踏まえて、早ければ9月中旬にも一時停止している出荷元工場からの輸入を再開する方針だ。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080815-00000157-jij-pol