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2008年08月13日(水) 21時01分

振り込め詐欺対策に総力、警視庁がATM周辺に機動隊員読売新聞

 振り込め詐欺が過去最悪のペースで急増していることを受け、警視庁は来月からの2か月を「特別緊急対策期間」として、東京都内に約2万台あるATM(現金自動預け払い機)周辺に機動隊員を重点配置することや、詐欺グループの拠点割り出しに、過激派のアジト摘発のノウハウを利用することなどを決めた。

 刑事部門だけでなく警備・公安部門も動員した全庁あげての取り組みで、同庁は「あらゆる知恵を絞って検挙と抑止を図る」としている。

 今年に入ってからの都内の振り込め詐欺の被害は7月末時点で前年同期比1078件増の2740件。被害額も約42億2460万円と約13億6300万円も増えている。このため警視庁は刑事部を中心にした現在の100人体制の専従捜査班に加え、公安、警備、交通などの各部からも人員を投入する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000050-yom-soci