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2008年08月13日(水) 18時29分

野口欠場で地元が混乱=伊勢市の応援イベント中止に〔五輪・陸上〕時事通信

 北京五輪の女子マラソンで2連覇を狙っていた野口みずき選手の負傷欠場が決まって一夜明けた13日、女子マラソン開催の17日に市内3カ所で応援イベントが予定されていた野口の出身地、三重県伊勢市では市役所が対応に追われた。
 イベント実行委員長の浦田眞さん(59)は13日朝から緊急会議を招集。関係者らが夕方まで協議した結果、イベントの全面中止を決めた。「非常に残念だが、本人が一番無念なはず。一日も早くけがを治して、地元のみんなに元気な顔を見せてほしい」と疲労感をにじませた。 
 準備は着々と進められ、「この思い…北京へ」とプリントされたTシャツとタオル700枚は納品済み。市内各所にはイベント参加を呼び掛けるポスター約1000枚が張り出されていた。
 使われることがなくなった応援グッズ、市役所外壁から取り去られた垂れ幕…。しかし、浦田さんは「これで終わりじゃない」と力を込める。「彼女がアスリートとして集大成を迎える日までみんなで温かく見守っていきたい」という。(了)
浦田眞(うらた・まこと)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000159-jij-spo