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2008年08月13日(水) 00時00分

<海難>原油高で事故件数6割減少 7月後半の防止運動期間毎日新聞

 「海の日」に合わせて海上保安庁が7月下半期に展開している海難防止運動で期間中の事故件数が、今年は漁船で平年の約4割だったことが、海保のまとめで分かった。事故に遭った漁船は19隻で過去10年で最低。他の船種はほぼ平年並みで、海保は「コストを考え出漁を控えた」とみており、原油高が事故防止に一役買った形だ。

 海難防止運動は、7月第3月曜日の「海の日」に合わせ、毎年7月16〜31日に実施している。海保は、16日間の期間中の事故について船種ごとに件数をまとめている。

 今年の期間中の海難船舶数は計135隻。昨年同期に比べると34隻減少。船種別で最多はプレジャーボートの89隻で、昨年同期の10隻増。貨物船、遊漁船など他の船種は1〜7隻減少した。漁船は、平年は43隻で、19隻は98年以降で最少だった。【高橋昌紀】

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