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2008年08月13日(水) 01時04分

スピード練習できず決断=高野監督らが状況説明〔五輪・陸上〕時事通信

 【北京12日時事】北京五輪女子マラソン代表の野口みずき(シスメックス)の欠場が決まった12日、陸上選手団の高野進監督らが当地で緊急の記者会見を開き、状況を説明した。15日から競技がスタートする陸上は、室伏広治(ミズノ)ら第1陣がこの日北京入り。高野監督も到着後に野口欠場を知らされたという。
 会見に同席した河野匡陸上選手団コーチ(日本陸連マラソン部長)によると、出場への意思を持っていた野口はこの日午前、本番を想定したスピード練習を試みようとした。だが、痛みが引かなかったため、本人と藤田監督が相談の上で欠場を決め、辞退を申し出た。
 野口は出場に強い意志を持っていたというが、河野コーチは「痛めてから本番までの時間が短過ぎた。ベストパフォーマンスになるのにはしばらくかかる」と話した。補欠選手をエントリーしないことについて、高野監督は「いつでもスタンバイしておかなければいけないが、それにもリミットがある。この段階では厳しい」と、故障が直前過ぎたことを指摘した。(了)
河野匡(かわの・ただす)

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