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2008年08月12日(火) 11時41分

7月CPI上昇率が6.3%に鈍化 食品伸び大きく下がるサーチナ・中国情報局

 国家統計局によれば、2008年7月、国内の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で6.3%上昇した。伸び率は6月の7.1%より0.8ポイント下がった。国内外の経済研究機関は大方、「7月、CPIの伸び率は前月より下がり、工業製品出荷価格(生産者物価指数、PPI)の伸び率は逆に上昇する」と予測しており、前日に同局が発表したPPIのデータと合わせて、予測が的中した形だ。

 品目別では、食品価格の前年同期比の伸び率は6月の17.3%から2.9ポイント下がり、14.4%となった。肉・肉製品の伸び率は前月の+27.3%から+16.0%に大幅に鈍化。穀物の伸び率は+8.6%、油脂は+30.8%など、前月より下がった。

 ただ、石油製品の値上げなどを受けて、自動車燃料・部品価格の伸び率は前月の12.9%から22.2%に大きく上昇した。(編集担当:恩田有紀)

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