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2008年08月12日(火) 12時00分

知っていそうで意外と知らない定形外郵便の深〜い世界R25

いいかげん暑中お見舞い申し上げないと、そろそろ残暑お見舞いになっちゃうなぁ。とか思いながらインターネットでハガキを検索していると“するめーる”の文字に目がとまった。本物のスルメを真空パック加工し文字が書けるシールを添付したもので、和歌山南漁業協同組合と商工会、地元の郵便局が協力して企画販売している商品だ。ビールのおつまみにもなる暑中見舞いということで大人気なのだそう。送料は90円。これはいいなぁ。よし、今年の暑中見舞いは変わった形のハガキで送るぞッ。と勢い込んで近所の文房具屋さんに直行すると…あるある、ウチワやスイカなど、実にいろいろな形のハガキが…。だが驚いたことに送料は120円。ハガキって50円でしょ。ど、どうして?

「郵便物には大きく分けてハガキと定形郵便物と定形外郵便物があります。変わった形のハガキは定形外郵便物に含まれるから送料が120円になってしまうんです」と教えてくれたのは日本郵便の菊池俊広さん。

でもどう見ても“するめーる”より軽くて小さいものもあるんですけど?

「定形外郵便物とハガキでは集配処理の方法が違うんです。ハガキの場合、集めた後、地域ごとの区分作業を機械でやっているのですが、定形外郵便物はそれができないので手作業になります。するめーるの場合はハガキではなく定形サイズの封筒に入れて送る定形郵便物だから90円なんです」(同)

うん? 送料120円のウチワ型ハガキでも封筒に入れれば安く送れるってこと?

「大きさや重さによってはそうです」(同)

つまり変わった形のハガキのデザインをアピールしつつ安く送りたい場合は定形サイズで透明の封筒に入れて送ればいいの?

「片面は透明でもいいですが、切手を貼り、送り先を書く面が透明だと定形外郵便物になる可能性が。だから、透明ではなく消印などが押せる素材を選ぶこと」(同)

なるほど、いろいろとめんどうなのね…。だったら素直に120円を払った方が暑中のご挨拶を楽しメール?
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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