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2008年08月11日(月) 19時50分

事故原因究明の現場を視察/野田消費者行政担当相が相模原訪問カナロコ

 野田聖子消費者行政担当相は十一日、国民生活センター相模原事務所(相模原市弥栄)を訪れ、製品事故の原因を究明する「商品テスト」の現場などを視察した。食の安全に関する太田誠一農相の発言にも触れ、苦言を呈した。

 野田担当相は中名生隆理事長らから概要説明を受けた後、同事務所内の商品テスト施設を視察。利用者の死亡事故が起きた電動リクライニングベッドの作動状況に関するテストなどを見学した。

 野田担当相は「国民が向き合っている不安は想像以上に多岐にわたっている。現状に合わせた対応が必要」との認識を示した上で、「限られた職員が努力と無理を重ねて取り組んでいる」と増員と予算拡充の必要性を強調した。

 また、太田農相が十日のテレビ番組で食の安全をめぐり「国民がやかましく言うと応えざるを得ない」などと発言したことを記者団に問われると、野田担当相は「今の消費者の思いに比べて残念ながら認識が低かった」と指摘。「福田政権は国民に寄り添い、消費者行政を重視している」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000047-kana-l14