記事登録
2008年08月11日(月) 14時03分

叶姉妹がアニメになって日米同時デビュー! 米アニメ・イベント、OTAKONで解禁VARIETY

 “ジャパニーズ・セレブ”叶姉妹がアニメーションとなって日米同時デビューを果たす。

アニメ化される叶姉妹「MIKA」のビジュアルはこちら

 発表の場に選ばれたのは、米メリーランド州ボルチモアで8日(金)から10日(日)まで開催されたアニメファン・イベント「OTAKON(オタコン)」。先月、ロサンゼルスで開催されたアニメ・エキスポ(7月8日関連記事)に次ぐ規模のOTAKONは、1994年に始まって以来、2万人以上を動員する規模に成長しており、全米のアニメ・ファンにとっては、“西のアニメ・エキスポ、東のオタコン”として位置づけられている。

 今年、OTAKONの目玉として公式招待された叶姉妹は、9日(土)の記者発表で、自らをモチーフにしたアニメ・キャラをお披露目。“Abunai Sisters – Koko&Mika”とタイトル付けられたアニメのコンセプトは、表の顔は女優、裏の顔は正義の味方という姉妹が、『チャーリーズ・エンジェル』などの人気ヒーローさながらに、悪者を退治するというもの。エロティック系なトークを交えつつも、キュートでチャーミングな姉妹キャラが繰り広げる“コミカルなアクションもの”としてアピールしていく。

 キャラクター原案は、プロ野球チームやコミック雑誌のキャラクターで知られるイラストレーターの松下進、アニメーションの制作は、『攻殻機動隊』のプロダクションI.G、プロデュースと販売は、ポニー・キャニオンという布陣だ。

 コンテンツ展開において、ポニー・キャニオンが今回、採用するのは、アニメ・コンテンツとしては新しい“日米同時ギャザリング・システム”。OTAKONでの発表後にオープンする公式サイトでアニメの情報を公開し、9月中旬から日米同時にDVD受注を開始、注文数に応じてDVDの価格が変動するというものだ。早い時期に注文するほど、豪華な特典が付き、発注数が増えるほど価格が下がるため、ファン心理と口コミ効果が期待できる。

 10年にわたり叶姉妹のフランチャイズを展開してきたポニー・キャニオンの古川氏は、企画実現へのいきさつについて、こう語る。「2人とも日本のアニメやアメリカのカートゥーンが好きで、『タイムボカン』や『ヤッターマン』で声優を務めたこともあります。私たちは、『存在そのものが、カートゥーンみたいなもの』と語る2人のキャラのアニメ化を実現したいと思い続けてきました。テレビ放送という枠だけにとらわれず、いろいろなメディアで目にしていただき、やがてはDVDやキャラクター・グッズを手にしたいと思っていただけるキャラクターになると嬉しいですね」


■関連記事
北米のマンガ出版社VIZメディアがハリウッドに参入 (2008/07/23)
洋画大作不調で異色邦画が“昇格” (2008/07/16)
D・カルーソ&叶姉妹、「CSI: マイアミ」記者会見 (2007/12/19)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000011-vari-ent