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2008年08月11日(月) 20時13分

新疆・クチャの爆破グループは全員ウイグル族、15歳少女も読売新聞

 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=関泰晴】中国西北部・新疆ウイグル自治区クチャ県で11人が死亡した連続爆発で、地元政府幹部は11日、記者会見を開き、犯行グループについて、「全員がウイグル族で女2人も含まれていた」と発表した。公安当局は同日、新華社通信に対し、女2人のうちの1人は15歳の少女で、爆弾を投げつける際に負傷し、拘束されて病院で治療を受けていると明らかにした。

 それによると、少女は現在も逃亡中のほかの容疑者3人と一緒だった。爆発で左足などに重傷を負い、手術を受けたという。残る女の容疑者は死亡した。

 11日の会見では、同幹部が犯行グループを「無実の人の命を奪ったテロリスト」と非難。同自治区カシュガルでの今月4日のテロとの関連性は不明とした。

 また、取材中の日本人の記者とカメラマン計3人を公安当局が一時拘束したことについて、同幹部は「犯人が逃亡中で、安全を確保するためだった。我々はメディアの取材を歓迎する」と釈明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000044-yom-int