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2008年08月11日(月) 08時33分

NEC、今秋6年ぶりにパソコン値上げ−原料高で価格転嫁日刊工業新聞

 NECは今秋、パソコン新製品の国内価格を引き上げる。原料高などコスト上昇分を納入価格に反映させる方向で、機種ごとの値上げ幅など詳細を詰めている。原油、原材料高に加え、低価格パソコンの普及にともなう店頭価格の下落で収益確保が難しくなったため。パソコン業界の値上げは液晶パネルやメモリーなど部品高騰を受けて実施した02年5月以来6年ぶり。国内出荷台数首位のNECが値上げに踏み切ることで、ほかのパソコンメーカーが追随する公算が大きい。

 NECが値上げするのは9月に発売するパソコンの秋冬モデル新製品。筐体に用いる樹脂など原材料高に加え、燃料高騰が物流費用を押し上げている。今春以降に5万円台の低価格パソコンが相次ぎ発売され、店頭の売れ筋価格もそれにつられて下がった。生産合理化による吸収は限界だと判断した。





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