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2008年08月10日(日) 01時44分

戦闘激化のグルジア、五輪選手団を引き揚げへ読売新聞

 【北京=読売取材団】グルジア軍とロシア軍の戦闘が激化している問題で、北京五輪に参加しているグルジア選手団のチャニシビリ広報官は9日、読売新聞の取材に対し、五輪参加を10日にも取りやめ、選手団を引き揚げる方針であることを明かした。

 広報官は「35人の選手・役員全員の帰国の準備は出来ている」としたうえ、「五輪のために準備をしてきた選手たちには気の毒で、非常に難しい決断だが、みな母国のことが心配で、帰国に同意している」と話した。

 また、北京五輪組織委の幹部は「9日午後に(選手引き揚げの)情報があった」と明かし、「この問題はすでに五輪の関係を離れている」と語った。

 グルジア選手団は、射撃、アーチェリー、レスリングの選手などで構成。9日に行われたアーチェリー女子で好成績を収めたほか、女子エアピストルにもメダル候補が出場予定だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080810-00000001-yom-spo