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2008年08月10日(日) 21時47分

グルジア交戦で米中首脳会談、米側が露との対決姿勢鮮明に読売新聞

 【北京=黒瀬悦成】ブッシュ米大統領と中国の胡錦濤国家主席は10日、北京で首脳会談を行い、グルジアの南オセチア州進攻にロシアが軍事介入した問題について対応を協議した。

 ジム・ジェフリー米国家安全保障担当副補佐官は会談後の記者会見で、ロシア軍部隊による軍事行動が拡大した場合、「米露関係は長期間にわたり甚大な影響を被る」と警告し、ロシアとの対決姿勢を鮮明にした。

 同副補佐官はまた、グルジア軍部隊が南オセチアから撤退していることを踏まえ、「ロシア軍がこのままグルジアにとどまった場合、非常に困ったことになる」と述べ、ロシアにグルジア領内での攻撃を即時停止するとともに、軍部隊の撤収を要求した。

 米ホワイトハウスによると、ブッシュ大統領は10日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領とも会談し、事態の平和的解決に向け共同歩調を取ることを確認した。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080809-3758656/news/20080810-OYT1T00524.htm