露・グルジア交戦、米大統領が即時戦闘停止を要請（読売新聞）

2008年08月09日(土) 10時18分

　【北京＝黒瀬悦成】北京を訪問中のブッシュ米大統領は９日、グルジアの南オセチヤ自治州進攻に関し、ペリノ大統領報道官を通じ、全紛争当事者に対し「即時戦闘停止」を要請した。

　ペリノ報道官によるとブッシュ大統領は「グルジアの領土的一体性を支持する」と表明し、南オセチヤが求めるグルジアからの分離独立を容認しない姿勢を強調。

　また、南オセチヤ自治州と、同州を軍事支援するロシア、グルジアに対し、「緊張緩和と紛争回避」に向け取り組むよう求めた。

　報道官によると、ブッシュ大統領は８日の北京五輪開会式に先立ち、北京でロシアのプーチン首相と短時間協議した。南オセチヤ情勢が悪化した場合、再会談の可能性も取りざたされている。