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2008年08月09日(土) 10時00分

【トレンド】噂の地デジチューナー「MonsterTV HDUS」の販売状況を緊急調査、まだアキバで買える?nikkei TRENDYnet

 エスケイネットのパソコン用地デジチューナーユニット「MonsterTV HDUS」(以下、MonsterTV)を探し求める人で、先週半ばあたりからアキバの販売店がちょっとした騒ぎになっているという。そこで、今回の騒動のいきさつをまとめつつ、MonsterTVが買えるのかをさっそくアキバで調査してみた。

【詳細画像または表】

地デジの無限コピー化改造で人気が爆発!? 

 騒動の始まりは、ちょうど1週間ほど前までさかのぼる。とあるネット上の掲示板などで、MonsterTVをメーカーの想定外の方法で利用すると“保証外の使い方”ができるという噂が広まった。具体的には、インストールしたテレビ録画・視聴用ソフトウエアを改造することにより、録画したデジタル放送のコピー制限がなくなってしまうというものだ。これにより、この商品が一気に注目の的となり、7月28日あたりからMonsterTVを買い求める客が一気に増えたのだ。

 このMonsterTVは、USB接続の地デジチューナーユニットとしては突出した部分もなく、この騒ぎになる前までは売れ行きもそれほど芳しくなかったようで、各販売店では十分な在庫を持っていたとみられる。実売価格は1万4800円前後で推移していた。

 しかし、騒動が始まってから、店頭に残っていた在庫は一気に完売。さらに、メーカーが「ソフトウェアを故意的に改ざんすると、本来持ち合わせている機能が正常に動作しない事が判明いたしました」との発表を行うとともに製品の出荷を停止し、さらに入手困難な状況になってしまった。

平日は何とか在庫を発見するも、週末には全滅

 そこで、8月2日(土)の昼過ぎにアキバへ駆けつけ、急きょMonsterTVの販売状況を調査してみた。ところが、メーカーによる出荷停止の発表があったこともあり、すでに主要ショップではすべての在庫が完売していた。平日の間はまだ在庫を持っているショップを見かけたが、さすがに週末までは持たなかったようだ。

 大手量販店ほど反響が大きかったようで、ツクモeX.では「7月29日に20本ほどの入荷があったが、その日のうちに即完売してしまった。現状では、再入荷の予定はまったくない」とのことだ。

 同店は、アキバの自作PCパーツ店では規模が大きく知名度が高いだけに、完売後もしばらくは問い合わせの電話が鳴りやまず、困った状況になってしまったそう。フロア中のいたる所には「MonsterTV完売」の告知が貼ってあり、ユーザーに対する周知を徹底させていた。

 GENOアウトレットは、Webサイト上でMonsterTV入荷の告知を掲げて話題になった。そこで、同店にも立ち寄ってみたが、店頭には入荷しておらず、ネット通販のみの在庫だったらしい。店員も「在庫があればウチも欲しいくらいですよ」と苦笑交じりにコメントしてくれた。

詳細を理解しないまま飛びつくユーザーが多かった!? 

 しかし、なかにはコッソリと入荷していたショップもあった。ある大手量販店では「土曜日に10本ほど再入荷したが、すべて開店直後に完売してしまった」という。在庫はすっかり消えていたが、一部ショップでは土曜日にも若干数の入荷があったということを確認できた。

 製品の出荷停止という情報がすでに広まっていたため、「朝からMonsterTVを指名買いで探しまわるお客さんが多かった」(同店)という。ただしショップ側としては、メーカーの出荷停止の通達を受けており、入荷告知のPOPを貼り出すなどの大っぴらな売り方はできなかった。売る側はコッソリとだったが、お客さんは殺到してしまったとのことだ。

 実際、ここまで人気が殺到するようになったのは、先週になってからの話だという。先々週の連休の際は、ソフマップ パソコン総合館がこの商品をタイムセール特価として9800円で販売していた。しかし「9800円に下げてもまだ在庫が余っていた」(同店)とのことで、注目度はイマイチだったのだ。

 連休が明けて、価格を通常の1万4800円へと戻したとたん例の騒動が起き、「それまでと打って変わって急に問い合わせが増えた」(同店)というのは、何とも皮肉な話だ。

 流通在庫のほとんどが完売してしまった以上、このMonsterTV騒動も一時的なもので収束するものと思われる。「数週間後には、対策の施された出荷品が出回るらしい」(大手量販店)という話も聞かれたが、どのような形でいつ販売再開になるのかはメーカー次第、といったところだろう。

 なお、複数の販売店からは「今回のMonsterTVは、ネットの情報だけを頼りに、内容がよく分かっていないのに買い求める方が多かった」(ツクモ.eX)といった声が聞かれた。ネットや知人経由で知った目を引く情報だけに惑わされて、詳しい使い方を知らないまま買いに走った人の多さがうかがえた。

 品薄になったデジタル機器といえば、7月11日に発売されたソフトバンクモバイルの「iPhone 3G」が思い出される。発売前日から徹夜して長い行列に堪え忍ばないと買えない、というニュースが大きく報じられたが、現在では商品が豊富に再入荷しており、アキバの各店で普通に購入できるようになっていた。 2〜3週間前までは、それこそ徹夜覚悟で臨まなければ入手できなかった人気商品も、少しだけ待てば何の問題もなく買えるようになる。超が付くほどの人気商品といえども、こんなものなのか…と少し感慨深くなってしまった。

(白石ひろあき)

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