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2008年08月09日(土) 12時16分

即時停戦と対話を要請 外相談話産経新聞

 高村正彦外相は9日午前、ロシアとグルジアが、同国から独立しロシアへの編入を目指す南オセチア自治州をめぐり交戦状態に突入したことに「深刻な懸念と憂慮を表明する。すべての当事者が武力の行使を即時に停止し、最大限の自制を発揮して対話により事態の悪化を回避することを強く求める」との談話を発表した。

 同時に「地域の平和の回復と安定のためにグルジアの領土一体性が尊重され、事態が一刻も早く収拾されることを期待する」と指摘した。

 一方、日本外務省は9日未明、現地の日本大使館を通じロシアとグルジア政府に武力行使の即時停止と当事者間の直接対話を要請したと発表。両国の駐日臨時大使に憂慮の念を伝え、すべての当事者が和平協議のテーブルに着くよう求めた。

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