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2008年08月09日(土) 09時42分

<グルジア>露に戦闘部隊撤退を要求 米国務長官毎日新聞

 【ワシントン小松健一】グルジアの南オセチア自治州にロシアが軍事介入した問題で、ライス米国務長官は8日、ロシアに対して「航空機やミサイルによる攻撃を中止し、グルジアの領土の一体性を尊重して戦闘部隊を撤退させることを求める」との声明を発表した。ネグロポンテ米国務副長官は同日、ロシアのドルチエフ駐米代理大使を国務省に呼び、軍事行動を中止するよう訴えた。

 米ホワイトハウスによると、北京訪問中のブッシュ大統領は8日、プーチン露首相と会談した際、停戦と自制を求めた。米政府は南オセチアの分離独立は認められないとの姿勢を明確にしており、ロシアの軍事介入に強く反発している。

 グルジアのサーカシビリ政権は親米路線を掲げ、イラクに米英に次ぐ規模の約2000人を派兵し、米国とは「対テロ」の同盟関係にある。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080809-00000016-mai-int