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2008年08月09日(土) 08時45分

即時停戦、ロ軍撤退を=米、仲介努力に着手−南オセチア時事通信

 【北京9日時事】ペリノ米大統領報道官は8日深夜、南オセチア自治州をめぐるグルジアとロシアの軍事的緊張について、「米国はグルジアの領土保全を支持しており、即時停戦を求める」とするブッシュ大統領の声明を発表した。同報道官は「グルジアや南オセチア、ロシアを含め、すべての当事者に対して、緊張緩和に努めるよう求める」と語った。
 ライス国務長官も同日、声明を出し、ロシア軍に攻撃停止とグルジア領からの撤退を要求した。長官は「ロシアが航空機およびミサイルによるグルジアへの攻撃を停止し、グルジアの領土保全を尊重するよう要求する。さらに、ロシア軍が地上戦闘部隊をグルジア領から引き揚げるよう訴える」と述べた。
 ライス長官は「敵対行為の停止に向け、米政府高官が当事者と接触している」とし、欧州諸国と連携しながら、停戦に向けた調停活動を開始したことを明らかにした。

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