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2008年08月09日(土) 08時01分

ストーカー判事有罪 地裁判決産経新聞

 山梨県内の裁判所に勤める部下の20代の女性職員にわいせつなメールを執拗(しつよう)に送ったとして、ストーカー規制法違反の罪に問われた宇都宮地裁判事、下山芳晴被告(55)=東京都文京区千石=の判決公判が8日、甲府地裁で開かれ、渡辺康裁判長は懲役6月、執行猶予2年(求刑懲役6月)を言い渡した。

 判決理由で渡辺裁判長は「匿名でストーカー行為に及ぶ一方で相談に乗っており、被害者の心をもてあそぶ卑劣な犯行。現職裁判官が国民の信頼に反する恥ずべき犯行に及んだもので強い非難に値するが、社会的制裁も受けている」と述べた。

 起訴状によると、下山被告は甲府地裁都留支部長だった2月19日からの約1カ月間に、女性の携帯電話に「もうお風呂入った?」「身体きれいに洗っておいてね」といった内容のメールを匿名で16回送信するつきまとい行為を繰り返した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080809-00000073-san-soci