記事登録
2008年08月09日(土) 07時51分

ストーカー判事、有罪判決に深く一礼産経新聞

 「被告を懲役6月、執行猶予2年に処する」。裁判所で部下だった女性に執拗(しつよう)にメールを送ったとして、ストーカー規制法違反の罪に問われた下山芳晴被告(55)。8日の甲府地裁で、かつての同僚だった渡辺康裁判長から有罪判決を言い渡されると、大きくうなずき、深く一礼した。

 下山被告は、開廷時刻より2時間早い午前8時過ぎには地裁に到着。グレーのスーツにピンクのYシャツ、青いネクタイ姿。判決の言い渡しでは、表情を変えることなく、身を固くしてじっと聞き入った。判決後に裁判官が自分の言葉で語りかける「説諭」は行われず、15分ほどで閉廷。下山被告は午前10時45分ごろ、弁護士とともに裁判所から出てきたが、報道陣の問いかけに答えることなく無表情のまま迎えの乗用車に乗り込んだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080809-00000029-san-l19