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2008年08月08日(金) 17時17分

米ロ対立で紛糾、声明出せず=南オセチア紛争で安保理時事通信

 【ニューヨーク8日時事】南オセチア紛争の再燃を受け、国連安保理は8日未明(日本時間同日午後)まで、双方に戦闘停止を求める声明案について協議した。しかし、グルジア政府に好意的な米国などと、南オセチア分離派政府を支持するロシアが対立し、合意に至らなかった。
 ロシアが提示した報道機関向け声明案は、「流血の惨事を直ちに中止し、武力行使を放棄するよう当事者に求める」としていた。しかし、「自衛的な軍事行動」を主張するグルジア政府が「武力行使の放棄」の表現に難色を示し、米国などが削除を求めて紛糾した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000141-jij-int