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2008年08月08日(金) 08時05分

南オセチア州都に進攻=村を空爆、住民15人死亡−グルジア時事通信

 【モスクワ8日時事】インタファクス通信によると、グルジアからの分離・独立を目指す南オセチア自治州で7日夜、グルジア軍が州都ツヒンバリを包囲、市内へ向けて進攻するとともに、8日朝には空軍機5機が自治州内の村を空爆した。州都中心部は集中砲撃を受け、市内全域が停電になった。南オセチア側によれば、住民15人が死亡、議会建物で火災が起きた。多数の市民が負傷しているもようだ。
 同自治州では先週末以降、砲撃や交戦が断続的に続いていた。グルジア側が分離派制圧に向けた本格的な軍事作戦を開始したことで南オセチア紛争が十数年ぶりに再燃した。事態の悪化を受け、南オセチアに影響力のあるロシアの要請で、国連安保理の緊急会合が開催された。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000035-jij-int