暴力団に請求妨害防止の仮命令＝改正暴対法で初−鹿児島（時事通信）

2008年08月08日(金) 18時15分

　暴力団関係者に刺された追放運動のリーダーを含む鹿児島市の住民が指定暴力団山口組系松同組組長（50）＝公判中＝らに組事務所の使用差し止めなどを求めた訴訟で、鹿児島県公安委員会は8日、訴訟の被告となっている同組幹部に対し、請求を妨害する行為を禁じる仮命令を出した。
　1日に施行された改正暴力団対策法で、暴力団への賠償請求などに対する妨害行為が禁じられた。警察庁によると、これに基づく防止命令は全国で初めて。
　仮命令では、組長とともに被告となっている組幹部に対し、原告住民らに面会したり電話したりするほか、住居や勤務先周辺を徘徊（はいかい）する行為を禁じた。　

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