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2008年08月08日(金) 23時54分

義足の水泳選手が旗手=南アフリカ〔五輪・開会式〕時事通信

 南アフリカの旗手を務めたのは、左足のひざ下がない水泳オープンウオーター女子10キロのナタリー・デュトワ。笑みを浮かべながら、母国の国旗を掲げて歩いた。
 もともと競泳選手だったが、7年前に交通事故で左足ひざ下を切断。だが、競技を続け、2002年の英連邦競技大会では健常者に交じって女子800メートル自由形で決勝進出。4年前はアテネ・パラリンピックに出場した。
 オープンウオーターは新種目。5月の世界選手権で4位に入り、足を切断して義足で生活する選手として初めて五輪出場権を獲得した。モットーは「悲劇があっても、目標に達することはできる」という24歳。周囲にも勇気を与える晴れ姿だった。(北京時事)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000246-jij-spo