2008年08月08日(金) 08時26分

マクドナルド値上げへ　「１００円」は継続検討（フジサンケイ　ビジネスアイ）

　日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長は７日、２００８年６月中間決算の発表会見で、原材料価格の高騰に対応するため、商品の価格を改定する意向を明らかにした。

　小麦粉の値上がりなどを受けて、上期の原材料コストが前年同期に比べて２９億円増加。通年では１００億円にまで拡大する見通しのため。

　値上げ幅は平均５％未満で、ハンバーガーなど主力商品を含む全商品の価格を見直す。値上げによる客離れを防ぐため、一部商品を値下げしたり、低価格商品「１００円マック」の価格据え置きも検討している。実施時期は明らかにしていないが「一日も早く実施したい」（同）としている。

　一方、同日発表した０８年６月中間連結決算は「プレミアムローストコーヒー」の投入など、客数向上策が奏功し、売上高が前年同期比５・３％増の２０２８億９１００万円、営業利益が２・６％増の７２億５４００万円、最終利益が９５・９％増の６１億９２００万円と、売上高、利益ともに過去最高を更新した。

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