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2008年08月08日(金) 23時48分

ロシアが報復攻撃でグルジア空爆 全面戦争に拡大も産経新聞

 【モスクワ=遠藤良介】世界各国の首脳が集い北京五輪が開幕した8日、ロシア軍機が旧ソ連、グルジアの首都トビリシ近郊の軍基地を爆撃したほか、戦車からなるロシア軍の地上増援部隊を派遣した。インタファクス通信などが伝えた。数発の爆弾が投下され、基地内には米軍顧問団が駐在していたという。

 グルジアはこれに先立つ8日未明、同国北部で事実上の独立状態にある親ロシアの分離派地域、南オセチア自治州への大規模攻撃に乗り出し、激しい戦闘で双方に多数の死傷者が出た。同自治州の後ろ盾であるロシアがこれに対し、報復攻撃を敢行したものだ。

 一方、グルジア側が、ロシア軍機2機を撃墜したとの情報もある。ロシアとグルジアが交戦したことで、全面的な戦争に拡大する恐れが強まっている。

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