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2008年08月07日(木) 18時36分

まだ使える電池が捨てられている!?オーマイニュース

 以前使っていたデジカメは電池が長持ちしなかった。アルカリ単3電池4本を入れ替えてしばらく使っていると「電池交換」表示が出た。

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 しかし、その電池切れを待ち望む者がいた。僕の娘だ。デジカメで使えなくなった単3電池なのだが、まだゲーム機に十分使える電気が残っていたからだ。

 電気機器の小型軽量化が進み、充電器の性能も良くなって、電池があまり使われなくなってきた。それでも電池式は出先でバッテリー切れの時でもコンビニなどで電池を買えば済むので都合が良い。携帯電話の充電器にも電池式があるのは有り難い。

 さて、僕が電車通勤で愛用してる携帯ラジオは単4電池1本を使用してるが、この電池、実はゴミとして捨てられた物を使っている。

 僕が勤める会社のゴミ置き場に「使用済み電池」が捨てられている。ここにあるたくさんの電池は会社で使われた物だけでなく、社員が家庭ゴミを持ち込んでいるのではと思えるほどの量だ。

 捨てられた電池の中に、まだ使える物が混じっているんじゃないかと思い、根気強くテスターで測ってみた。結果、単3・単4電池363本中、単3電池×44本、単4電池×14本、合計58本が1.4ボルト以上でラジオには十分使える。約16%の電池がまだ使える。その電池を電極が接触しないようにビニール袋に詰めて取って置き、使わせてもらっている。

 皆さん、どうでしょう。使えなくなった電池を測ってみてください。別の用途に、まだ使える電池かもしれませんよ。

(記者:有明 井人)

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