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2008年08月07日(木) 17時33分

HTML メール、利用者は1割に満たず——アイシェア調べjapan.internet.com

株式外社アイシェアは20〜40代の男女に対し、「HTML メールに関する意識調査」を実施、2008年8月7日、調査結果を発表した。

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調査対象は、同社が提供する無料メール転送サービス CLUB BBQ の会員414名。男女比は、男性:54.6%、女性:45.4%。年代比は、20代:11.8%、30代:53.6%、40代:27.3%、その他:7.2%。調査期間は、2008年7月22日〜24日の3日間。

画像や色文字を使うことにより、配信側の思いを伝えやすい HTML 形式のメール。受け手はどう感じているのだろうか。

HTML メールについて、近いと思われる感覚を複数回答形式で選んでもらったところ、42.5%が「HTML 表示では見たくない」と回答。

次いで「リンクをクリックするのに不安がある」が29.7%、「情報表示自体に不安がある」が22.9%と否定的な回答が続き、「その他」の自由記述にも、容量または動作が「重い」などネガティブな意見が目に付いた。

一方「見やすくて良い」は25.4%。HTML メールに肯定的なのは4人に1人にとどまった。

「見やすくて良い」と回答した比率を年代別に見ると、40代で34.5%と高いのが目立つ一方、リンクのクリックや情報表示に「不安がある」とした比率は20代に比べ40代は10ポイント程度高い。40代は「見やすい」とは思うものの、「不安」も感じているようだ。

HTML 形式でメールを送ったことがあるかどうか聞いたところ、「送っている(送っているらしい)」は、わずか3.9%。「しばしば HTML 形式も利用する」とあわせても8.7%で、HTML メールを利用している人は1割に満たなかった。

一方「テキスト形式だけ利用している」比率は男女・性別を問わず6割にのぼり、「送ったことがあるが、現在はテキスト形式で送っている」とあわせると、8割近くがテキスト形式を主に利用。

「テキスト形式だけ利用している」比率を世代別に見ると、20代で49%、30代で64.4%、40代で58.4%と差があるが、これは30代、40代が仕事など実務でメールを使う場面が多いことと関連しているのだろう。

20代の3人に1人が「送ったことがあるが、現在はテキスト形式で送っている」と回答した点も興味深い。

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