2008年08月07日(木) 20時45分

南北合同行進、合意ならず＝関係冷え込み影響−IOC会長〔五輪・開会式〕（時事通信）

　【北京7日時事】国際オリンピック委員会（IOC）のロゲ会長は7日の記者会見で、韓国と北朝鮮が北京五輪開会式の合同入場行進で合意できなかったことを明らかにした。2000年シドニー、04年アテネの両大会で続いた五輪での南北合同行進は、北京で途切れることになった。
　ロゲ会長は「残念ながら政治的側面のため合意はならなかった」とし、南北関係の冷え込みが影響したことを示唆。その上で「われわれの希望には反するが、各国の決定を尊重する」と述べた。
　IOCは合同行進実現へ向け、北京で調整努力を継続。北京五輪組織委員会も選手団の入場順で韓国と北朝鮮を並べる配慮をしていた。韓国オリンピック委員会の李衍沢会長は、北朝鮮側が話し合いを拒否したとしている。　（了）

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