元スーダン難民ロモングが旗手＝米国〔五輪・開会式〕（時事通信）

2008年08月07日(木) 01時18分

　【北京6日時事】米国オリンピック委員会は6日、選手団旗手に陸上男子1500メートルのロペス・ロモングを選出したと発表した。スーダン出身で難民だった同選手は昨年、米国市民権を取得。今年7月の代表選考会で3位に入り初の五輪出場を決めた。大役に抜てきされ、「きょうは人生で最も興奮した日。選ばれて光栄。（8日の）開会式は最高の瞬間になる」と喜んだ。
　米国は6日に各競技の代表者がそれぞれ推薦選手を挙げて旗手を選考。スーダンの内戦で孤児になり、ケニアの難民キャンプで10年を過ごした背景があるロモングが平和を象徴する存在として指名された。（了）

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