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2008年08月07日(木) 21時19分

インドで代理出産、女児帰国できず=出産前に離婚−日本人夫婦時事通信

 インド人女性に代理出産を依頼した日本人夫婦が子供の誕生前に離婚し、生まれた女児の国籍や親子関係が不明なままとなっていることが7日、分かった。日本にいる元夫は引き取りを希望しているものの、法的手続きが完了できず、女児はインドを出国できないという。
 代理出産をめぐっては、日本学術会議が4月、子供への影響などを考慮し、法律で原則禁止すべきだとの報告書をまとめている。
 インドの報道や関係者によると、40代の日本人夫婦が昨年11月、現地の病院で代理出産を契約。元夫の精子を使って体外受精させた受精卵をインド人女性の子宮に移植し、妊娠してもらった。卵子が元妻のものかどうかは分からないという。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000214-jij-soci