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2008年08月06日(水) 13時34分

インサイダー取引容疑で捜査=破産発表直前、LTT株売却−丸紅名義利用の元社長時事通信

 総合商社「丸紅」名義の偽造文書を使った架空投資詐欺事件で、医療コンサルタント会社「アスクレピオス」元社長斎藤栄功容疑者(46)が同社の破産申請の発表直前、親会社で東証マザーズ上場の「LTTバイオファーマ」(東京都港区)の株を売却したとして、金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で、警視庁捜査2課と証券取引等監視委員会が捜査を始めたことが6日、分かった。
 LTT社は3月19日午後4時すぎ、アスクレ社の破産申請を発表。LTT社の株価に影響を与える情報で、同容疑者は株価下落を予想し、発表前に保有株の約3分の1を売却して約4億円を得たとみられる。 

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