記事登録
2008年08月06日(水) 02時30分

<北京五輪>走り幅跳びなど2種目挑戦 七種金のクリュフト毎日新聞

 アテネ五輪陸上女子七種競技金メダリスト、クリュフト(スウェーデン)が5日、北京五輪では七種競技ではなく、走り幅跳びと三段跳びの2種目で挑戦することを明らかにした。七種競技以外で五輪、世界選手権の2大大会に出場するのは今回が初めて。直前合宿をしている福岡市内で会見を開き、「七種競技に未練はなく、新境地を開きたい。2種目でメダルを狙いたい」と抱負を語った。

 クリュフトは16歳で七種競技を始め、03年に20歳で世界選手権を初制覇。05、07年の同選手権も制して3連覇を達成した。04年のアテネ五輪で頂点に立ち、07年の大阪大会では世界歴代2位の7032点を記録した。

 クリュフトは会見で「長年取り組んできた七種競技では世界でトップに立てたから、何か新しい競技に挑戦したかった。スポーツはチャレンジが大切」と競技を変えた理由を説明。「調子もいいし、走り幅跳びと三段跳び練習も積めているからメダルを狙いたい」と話した。

 クリュフトは12日まで福岡で合宿した後、北京入り。「私は七種競技のイメージが強いので、北京では新たな自分を見せたい」と意欲を示した。【倉岡一樹】

【関連ニュース】
ドーピング:露、仲裁裁判所に訴える意向 五輪陸上欠場で
五輪陸上:ボルトが百、二百とも出場決める
陸上:男子千六百リレー、米国の「金」没収 シドニー五輪
陸上:ペティグルー元選手の薬物告白、IOC理事会で討議
新マラソン:東京国際女子に代わり横浜で 来年第1回

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000012-mai-spo