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2008年08月04日(月) 12時00分

サッカー・北京五輪代表精鋭たちの顔ぶれと実力R25

ユーロ2008とW杯アジア3次予選が終わり、サッカー界もいよいよ五輪モードに本格シフト。反町康治監督率いる「反町ジャパン」が、決戦の地・北京で集大成を迎える。

18人の登録メンバーには、次代の日本代表を担う精鋭が名を連ねた。ハードマークで相手のエースを封じるキャプテンの水本裕貴(京都)を筆頭に、守備陣にはA代表経験を誇る個性派タレントがズラリ。果敢な突破と正確なクロスで決定機を演出する内田篤人(鹿島)と安田理大(G大阪)は、A代表のレギュラー争いにも加わる気鋭の攻撃的サイドバックだ。

一方、攻撃陣では海外で急成長を遂げた2人に注目が集まる。予測不能の無回転キックを武器とする本田圭佑(オランダ・VVVフェンロ)、イタリアで「和製ロナウド」と評された森本貴幸(カターニア)は、1プレーで局面を打開する爆発力を秘めている。

国内組も負けていない。香川真司(C大阪)はスピードに乗ったドリブルが魅力のアタッカーで、最年少の19歳。ゴール前で圧倒的な勝負強さを発揮する李忠成(柏)は、昨年2月の日本国籍取得から一躍エースの座を勝ち取った。Jの舞台で成長した彼らもまた、反町監督が選んだ「北京で勝つための最強のメンバー」の一員だ。

しかし、「最強のメンバー」のプラスアルファとして期待されたオーバーエイジの招集は、残念ながら実現しなかった。決定力不足を解消してくれるはずの大久保嘉人(神戸)はサッカー協会と所属クラブとの連携ミスから、中盤の構成力を高めてくれるはずの遠藤保仁(G大阪)は体調不良から、いずれもチームに招き入れることができなかった。

参加資格が「23歳以下+オーバーエイジ(3人以内)」に限定される五輪は、世界のヤングスターが集うサッカー界の登竜門だ。反町監督は「日本らしいサッカーを表現するために選んだ」と18人の顔ぶれに胸を張る。まずはグループリーグ突破、そしてメダル獲得を目指し、“純ヤング”でガンバレ!ニッポン!
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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