2008年08月03日(日) 16時29分
悪天候なら人工的手段も=開会式、予報は「曇り時々雨」〔五輪・開会式〕(時事通信)
【北京3日時事】北京市気象局は3日、当地で記者会見し、北京五輪の開会式が行われる8日夜に極端な悪天候が予想される場合、人工的な手段を用いる可能性があることを明らかにした。
8日の予報は「曇り時々雨で、にわか雨、雷雨も考えられる。最高気温は30〜32度」。開会式が雨の場合、人工技術で上空を晴れにする試みは以前から取りざたされており、同市の専門家は「(人工的に)雨雲を散らすのは実験的な段階にすぎないが、場合によってはテクニックを使うこともあり得る」と語った。
気象局は人工的手段の内容は伏せたが、「寒気団か暖気団かによってテクニックが異なる」という。また、この2日間、北京に青空が広がったことについて、郭虎・気象台長は「大気汚染対策の努力とともに自然の影響もある」と説明した。
6月から9月は台風シーズンのため、気象局はセーリング会場の青島、馬術会場の香港など沿岸部に台風が上陸し、競技に短期的な影響を及ぼす可能性も指摘。五輪期間中の降水量は平年よりやや多め、気温もやや高めになる見通しという。
開会式当日の詳しい予報は6日に出す予定。(了)
【関連ニュース】
・
〔写真特集〕ある日の中国
・
天安門取材に「予約制」=北京五輪
・
五輪向け国威発揚を演出=「感動・興奮・誇り」強調−中国四川省
・
中国、譲れない金1号=射撃か重量挙げか
・
〔写真特集〕北京への挑戦・シンクロナイズドスイミング
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080803-00000055-jij-spo