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2008年08月03日(日) 19時20分

赤塚不二夫さんの冥福祈る記帳に800人…青梅駅や記念館前読売新聞

 赤塚不二夫さんの死去を受け、東京都青梅市住江町の青梅赤塚不二夫会館は3日、同館前とJR青梅駅前に記帳台を設け、ファンら計約800人が記帳した。

 入り口前には訃報(ふほう)を伝える新聞が張り出され、バカボン一家を描いた会館の看板には遺影のように黒いリボンが飾り付けられるなどした。

 訪れた人の多くは、子どものころに、赤塚さんの漫画を読んで育った世代。記帳したさいたま市の無職男性(60)は「高校生の時に『おそ松くん』に出会った。キャラクターがとにかく個性的だった」と話し、死を悼んだ。

 青梅市の会社員林公一さん(42)は、「訃報を聞いて駆けつけました。小学生のころ、父に怒られないようにちゃぶ台の下に隠れてバカボンを読んだものです」と感慨深げに話した。

 同館は、昭和時代の映画の絵看板などを使ってレトロな街づくりを進めている青梅市の地元商店街などが、絵看板制作の経験を持つ赤塚さんに協力を依頼し、快諾を得て2003年10月にオープンした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080803-00000019-yom-ent