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2008年08月03日(日) 03時03分

PCI前社長、ODA事業でベトナム高官への贈賄認める読売新聞

 ベトナムでの政府開発援助(ODA)事業を巡り、大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)前社長・多賀正義被告(62)(詐欺罪で起訴)が、東京地検特捜部の調べに対し、ベトナム高官にわいろを提供したことを認めていることが分かった。

 わいろ額は2003年と06年で計約1億円に上ることも判明。特捜部は多賀被告ら数人について、今週前半にも不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)容疑で本格捜査に乗り出す方針を固めた。

 PCIは01、03年度、ホーチミン市を東西に横断する幹線道路建設のコンサルタント業務を、同市から計約31億円で受注した。この道路建設は円借款によるODA事業で、総事業費は約650億円に上る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080802-00000047-yom-soci