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2008年08月02日(土) 15時22分

終身刑創設に否定的=成人年齢下げは政治判断で−保岡法相時事通信

 保岡興治法相は2日午後、初閣議後の記者会見で、終身刑創設について「世界的に一般的な制度ではない。日本は、恥の文化を基礎として、死をもって償うことを多くの国民が支持している。終身刑みたいな残酷な刑は日本の文化になじまない」と否定的な考えを示した。
 また、法制審議会(法相の諮問機関)で検討している成人年齢の引き下げに関し、「すぐれて政治判断という要素もある。総合的に判断すべきもので、法制審だけで短絡的に最終的な結論は出せない。(法制審は)政府全体の結論を出すための参考資料として優秀なものを出す」と述べた。保岡氏は憲法改正の投票年齢を18歳以上とした国民投票法の提案者。

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